WordPressの保守
「更新しないと危ない」の中身を
具体的に説明します
何をすれば保守になるのか、なぜ必要なのか。 自分たちでやる場合も、業者に頼む場合も、判断の材料になるように書いています。
被害の大半は、ゼロデイではない
WordPressサイトの被害の多くは、未知の脆弱性ではなく 「修正版が出ているのに更新していないプラグイン」から起きます。 当サイトが収録している脆弱性も、その多くはすでに修正版が公開済みです。
つまり技術的には「更新するだけ」で防げるものが大半です。 それでも更新が止まるのは、多くの場合こういう理由です。
- 以前、更新したらサイトの表示が崩れた
- 誰が更新する担当なのか決まっていない
- 制作した会社と連絡が取れなくなった
- 管理画面のログイン情報が分からない
保守として実際にやること
「保守」と一言で言っても中身は分かれます。 自分たちでやるなら上から順に、業者に頼むなら「どこまで含まれるか」の確認項目として使えます。
最低限やること
- 更新前にバックアップを取る
ファイルとデータベースの両方。片方だけでは戻せません - プラグイン・テーマ・本体を更新する
本体 → プラグイン → テーマの順。まとめず1つずつ - 更新後に表示を確認する
トップだけでなく、問い合わせフォームなど動きのあるページも - 使っていないプラグイン・テーマを削除する
停止中でもファイルは残り、脆弱性の入口になります
できれば加えたいこと
- 新しい脆弱性の情報を追う
使っているプラグインに緊急のものが出ていないか - サイトが落ちていないか監視する
気づくのが客からの連絡、という状態を避ける - PHPのバージョンを上げる
サポート切れのPHPは、WordPress側の更新も止めます - 管理者アカウントを棚卸しする
退職者や過去の制作会社のアカウントが残っていないか - 本番と別の環境で先に試す
壊れて困るサイトほど効きます
更新できない事情(カスタマイズしている、依存関係がある、PHPが古い)がある場合、 「更新しない」ではなく「なぜ更新できないかを把握しておく」ことが保守になります。 把握できていれば、緊急の脆弱性が出たときに判断できます。
ここから先の選択肢
3つあります。どれも正解です。 mgn は WordPress の制作・保守をしていますが、まず自分たちで、あるいは今のパートナーで 解決できるならそれが一番早く、費用もかかりません。
1. 自分たちでやる
上の「保守として実際にやること」を、担当と頻度を決めて回します。 月1回でも、やっていないよりはるかに安全です。
安全に更新する手順 →
バックアップの取り方、更新の順序、更新後に確認すべき画面、壊れたときの戻し方。
2. いまの制作会社・保守業者に頼む
すでに契約があるなら、そこに頼むのが最短です。 診断結果の「対象プラグイン・現在のバージョン・修正版」をそのまま伝えれば話が早く進みます。
3. 相談先がない・自分では難しい
連絡が取れる相手がいない、管理画面に入れない、すでに侵入された疑いがある。 そうした場合は株式会社mgnにご相談ください。